何故トルコはイランイラク戦争の際、日本人を飛行機に乗せたのか?

今から36年前にイランイラク戦争が勃発し、イラクのサダム・フセイン大統領が「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ飛行機を無差別に攻撃する」という声明を発表したのを、ご存知の方も多いかと思います。

当時イランに住んでいた日本人は、慌ててテヘランの空港に向かいましたが、どの飛行機も満席で搭乗することができませんでした。

そこに、何故か三日月🌙のマークをあしらった飛行機が空港に降り立ちます。トルコの飛行機です。どういう訳か、トルコは自分の国の人々を乗せず、空港にいた日本人全員約200名を乗せ、救出しました。トルコの人は、陸路すなわち車で帰ったそうです(笑)。

何故トルコは日本人を助けたのか、当時の政府にもマスコミにもわからなかったそうです。

後に、トルコ大使館の人が「我々は、エルトゥールル号の恩返しをしたまてです」と言いました。

それは、エルトゥールル号の恩返しとは、何か?

今から131年前トルコの軍艦エルトゥールル号が和歌山県沖で、座礁しました。

乗組員がたくさんいましたが、数百名の人が亡くなり、残り数十名が和歌山県のとある岸壁をよじ登りながらなんとか生き残りました。

よじ登って来た乗組員を、そこに住んでいた農村の人たちが食べ物を与えるなどしてお世話をしたそうです。当時は芋位しかなかったそうで、しかも農村の人たちでさえ食べるものがほとんどなかったのですがそれを惜しみ無く分け与えていたそうです。

それにより、数十名の乗組員は助かった、というストーリーです。

このエルトゥールル号の話しは、トルコではみんな知っていて、小学校の教科書にも載ってるそうです。

だから、今ではトルコは親日だそうです。

この話し、10年位前にテレビが本で知っていて、今思い出しまして書かせて頂きました。

世話になった人に恩を返す、という行為は素晴らしいことです。義理や情はやはり大切ですね!

終わり

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